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職業実践専門課程

2年制・男女20名

エアポートビジネス科

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共生社会をめざして...

2025年1月27日

グランドスタッフは、「一期一会」を大切に接客をしております。しかしながら、空港を利用されるお客さまは様々です。年齢や国籍の違いだけではなく、障がいをお持ちの方もいらっしゃいます。そのため、授業では、全てのお客さまが安心して、快適にご旅行をして頂けるよう、いろいろなお客さまのお手伝いの仕方も学んでおります。

エアポートビジネス科の2年生は、目や耳の不自由な方を講師にお迎えし、空港を利用された際の困りごとを伺い、接客するにあたってのポイントなどを直接ご指導いただきました。

受講後、学生からは次のような感想が寄せられました。

【視覚障がいについて】

・弱視や色が分からない、視野が狭いなど、人それぞれ見え方が違うことを知った。
・一人の人間として、サポートを必要とされている場面で助けられる人になりたいと思った。
・普段生活をしている学校の中での白杖体験なので、段差などの場所を予め理解しているが、初めての場所や駅のホームだった場合は、考えただけでも怖いと思った。
・目が不自由な方にとっては、音声がとても大事であることを知った。グランドスタッフになったら、声がけだけでなく、アナウンスも丁寧にしようと思った。
・講師の森さんは、不便を不便と感じず、見えないならどのようにしたら良いのか、不便なく暮らすにはどうしたらいいのかを考えていた。自分が森さんの立場ならそうは考えられないので、尊敬した。
・今までの生活の中で、視覚に障がいを持つ方の立場について考えたことがなかった。森さんの話は、今までの感覚を変えるものであった。
・中途で視覚障がいになった場合は、点字を覚えるより、スマートフォンを使うことがあるという話を聞き、将来はさらに分かりやすく音声などで案内ができる機器が発明されたら、より暮らしやすい社会になるのではないかと思った。
・階段での白杖体験が怖かった。サポートしてくれる人の声がけで安心することが出来たので、「あと何段です」など、自分も細かく声を掛けサポートしたいと思った。

【聴覚障がいについて】

・空港でアルバイトをしているので、今回学んだ手話を使ってみたいと思った。
・耳が聞こえないことは、「周りの方から理解されにくい障がい」ということが分かった。
・実際に働いた時だけでなく、普段の生活でも使える手話を教えてもらい、勉強になった。外出先でも使ってみたい。
・緊急事態の時など放送が聞こえず、周囲で起こっていることを理解するまで時間がかかること知った。「一緒に行きましょう」の手話を教えてもらったので、安心して避難してもらえるよう、今後使用したい。
・身近にも耳が聞こえない方がいるので、紙に書いて話をするのではなく、手話を練習してみようと思った。

【高齢者について】

・疑似体験を実施した際、耳がほとんど聞こえなかった。自身の声が大きくなってしまう高齢者の気持ちが理解できた。
・高齢者の方の体の動かしにくさや、日頃感じている不自由さを知ることが出来た。
・膝や腕が曲がらないと、階段を降りる際、足元が見えなかったり、顔を触りにくかったりと、出来ないことがたくさんあり大変だった。

「共生社会」とは、障がいの有無にかかわらず、誰もが人格や個性を尊重し、多様な在り方を認め合える社会のことを指します。

今回の授業を通して、これからグランドスタッフになる学生たちは、お客様応対のヒントや、違った視点からの物事の考え方も学んだようでした。

担当して下さった、岩沼市社会福祉協議会とたけこま会のみなさま、森さん、黒田さん、貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。

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